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●電車通学と痴漢○
宇沙子
「痴漢は嫌よねー。されたことないけど」

「えー、うさちゃん痴漢されたことないのーw ぷっぷーw」
宇沙子
「ほう? そういうあんたはあるのかしら?」

「麗は俊ちゃんと抱き合って乗ってるので痴漢には会いません!」
宇沙子
「それはいい用心棒ね……ってうぇ!?」
俊介
「半分冗談だ」
俊介
「そうだな電車に乗ってる時は……」

ほわわわわ〜ん。

俊介
「13の……8」

「13の9」
俊ちゃんギュー
俊介
「……12の8」←気づいてない。
男子生徒
「なんだあいつら……」イライラ

俊介
「っていう感じで麗と目隠し碁をして時間を潰している」
宇沙子
「その回想はどの程度まで説明されたことになったのかしら?」

「へへへw」
宇沙子
「それで痴漢防止用に作った女性用車両だけど、一部の男では「男性差別だ!」って言われてるらしいわ。
別にそういう意味じゃなくて、しっかり「男性用車両」「女性用車両」って分けて、乗ったほうが安全じゃない?
男だって「痴漢詐欺」に合わないで済むわよ? ねぇ男性代表」
俊介
「俺に振るのか?」

「えー! そんな事したら俊ちゃんと痴漢プレイとか出来なくなるー!!」
宇沙子
「あんたらをちょっと引き離すためにも必要ね」
俊介
「半分冗談だ。ていうか、したことなどない」
俊介
「確かに、痴漢と疑われると9割がた有罪らしい。会社や家族にまで被害があるだろう。
そんな事で人生終わりにしたいくはないものだ。
もし痴漢する気が全くないのなら、それこそ男性用車両でのびのび過ごせたほうが良いかもしれない」

「えー」
つくし
「しかし、ホモやレズが増えそうだな。生物学的にそれもマズイ」
宇沙子
「トイレやお風呂を分けたくらいで、同性愛者は増えてないわよ」

「佐雪先輩は毎回されてそうだけど?」
佐雪
「毎回ではないですが……この前痴漢されました……」
宇沙子
「ええ!?」

「やっぱりうさちゃんとは育ちが違うなー」
宇沙子
「殴るわよ!? ちょっと傷つくわよ!?」
つくし
「されたくはないが女としてな」
佐雪
「いえ、そんな大層な話ではないのですが……」

ほわわわわ〜ん。

それは、一人で隣町まで買い物に行っていた時の話です。
佐雪
(はっ! 痴漢!? だ、誰かにお尻触られてます!)
佐雪
(うう……どうしよう? 注意しなきゃいけないのに……やっぱり怖くて声が出ません)
佐雪
(いえ、もしかしたらなにか当たってるだけの私の勘違いかも知れません。
だったら相手に対してそれは失礼……。慎重に状態を確認して、なんでもなかったら黙って避けて……)

ぎゅっ
佐雪
「ひゅっ!?」
佐雪
(ぜ、絶対に間違いじゃないです! もう手でこねくり回してます!
もう注意しないといけないのに怖い……! こんな時に明日美ちゃんがいてくれれば……!!)

トントン。
佐雪
「え?」

「僕です☆」
佐雪
「慧さーーーん!!?」

佐雪
「というわけで、犯人は慧さんでした」
宇沙子
「通報しなさい」

「もう完全にみんな察してたオチだね」
佐雪
「はぁ〜。でも慧さんで安心しました。見ず知らずの人にされてたらと思うともっと怖かったですよ」
宇沙子
「その理屈はおかしいわ!」

「佐雪先輩はポジティブだなぁー」
つくし
「しかし、結果的は触られ損ではないのか? それは」
佐雪
「そんなことないです。
そのあと慧さんは私が欲しいものを一緒に選んでくれて、お昼も奢ってくれたんです! むしろ私が得したくらいですよ」

「でもそのあとが?」
佐雪
「いえ、特に何もなく三時頃に「自分の用があるから」と別れましたよ」
つくし
「紳士だな……」

「ある一点を取れば普通の紳士だよね」
宇沙子
「紳士かしら?」
宇沙子
「そうねー。でもー↑ 私だってそりゃ万札握らせてくれればー↑ おしりの1つや2つ握らせてやってもいいわよー↑↑」

「しかし、うさちゃんが握らされるのは、お札じゃなにてナニでした。おアトがよろしいようで!」
宇沙子
「落ちてないわよ!!」

END