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●ドッキリの解説○ |
宇沙子 (あ、私が部室一番乗りみたいね) ガラガラ 麗 「うさちゃん、スキアリー!」 スカートめくり 宇沙子 「…………」 麗 「じゃーんドッキリでしたー!」 宇沙子 「なにがじゃー!!」 ゴスッ 麗 「へぷっ!」 宇沙子 「あんたも何撮ってんのよ! 今すぐ消しなさい!!」 慧 「やめてください脳が崩れます」ガクガクガク 宇沙子 「思考は既に崩れてるから大丈夫よ!」 慧 「今日のところはこれで」現金サーッ! 宇沙子 「!」 宇沙子 「まぁいいわ……。私ら以外では絶対に他の人に見せちゃダメよ」 現金スッ…… 麗 「…………」 宇沙子 「っていうか、あんたたちのドッキリは全くなってないわね。ドッキリの「ド」の時もない、ただの変態行為じゃないのよ」 麗 「じゃあどうすればいいんだよー」ブー 宇沙子 「そうね……。ドッキリと言ってもいくつか種類があるわね。 1:喜ばせてからの嘘でした。 2:落ち込ませさせてからの嘘でした。 3:焦らせてからの嘘でした。 この中で相手にやって大丈夫そうなのはどれかしら?」 麗 「うーん、やっぱり1の喜ばせるかな?」 宇沙子 「否! 実はドッキリでは相手を一時的に喜ばせるのはやってはダメとされるわ」 麗 「例えばどんな?」 宇沙子 「例えば、声優を夢見て一生懸命頑張ってオーディションを受けた子が合格。親は友達に合格の報告をした後に、合格は嘘と種明かしとかね」 麗 「うわっ、なにそれヒドい!」 宇沙子 「ドッキリってのはその騙されている間は偽物、 最終的に明かされたあと現実世界でどう本人に影響するかを考えて作らないといけないわ」 慧 「ええ、そうですね。何事も相手の気持ちになって考えるのが一番ですね」 宇沙子 「あんたが言うな」 麗 「っていうことは2番かな?」 宇沙子 「実はそうでもないのよ。でも半分は当たりね。 落ち込むほどガッカリした状態でドッキリでしたっていうと、感情的に大損してると思う人もいる。 「は? ふざけんなよ」って慰謝料問題になるのがオチ。 まぁ軽いがっかりなら「嘘でよかったー」ってなるかもしれないけどね」 麗 「あるある、内容自体ひどすぎない?ってやつ」 慧 「ということは3番が正解なんですか?」 宇沙子 「そうね。こちらもまぁ残り半分ってところだけど。 1番がプラスの嘘。2番がマイナスの嘘。3番もマイナスの嘘でかつ後半焦る内容だといいわね」 麗 「なんでー? 一番ひどそう」 宇沙子 「焦ってる最中だと、脳も混乱しているのよ。その間にドッキリ告白をすると「なんだ嘘かw」ってなりやすいわね。 例えば「相手に大怪我させちゃった」とか「変な事件に巻き込まれて逮捕されそう」とか」 麗 「ああ! それが嘘だったらすごい安心しちゃうね!」 慧 「内容はマイナスのモノですが、その場が収まるという気持ちの点では、とてもありがたいですね」 宇沙子 「基本はこの辺を基準に考えればいいと思うわね。あとは応用よ。 1番の喜ばせるやつも一工夫すれば、いい結果に終わるわ」 麗 「どんな感じで?」 宇沙子 「喜びはあまり重くない方がいいわね。 例えばターゲットの大好きなシュークリームでドッキリをする場合。 悪い例: 「シュークリーム買ってきたよー」「わーい!」 「うっそーw ドッキリでしたーw お前のじゃありませーんw(パクー」「( ゚д゚)ポカーン」 声優のやつと同じ、ただのいじめね」 麗 「ひどい!(>Д<)」 宇沙子 「ここにひと工夫するとこんな感じ。 良い例: 「シュークリーム買ってきたよー」「わーい!」 「うっそーw お前のじゃありませーんw(パクー」「ヒドい!」 「うっ!?」おえええ血反吐プシャー!「うえぇ!?」 「し……死ぬ……」「大変!大変!!アタヽ(д`ヽ彡ノ´д)ノフタ」 「なんちゃってドッキリでしたー!」「なんだよかった( ´Д`)=3 フゥ」 「そしてあなたのぶんのシュークリームだよ」「わーい!大スキー!」 結果的にそれを超える喜びがあればなおいいわよね。 コレが正しい、ドッキリよ」 慧「なるほど。損失の回避と焦りでの混乱。これらを混ぜる事によって、美しいドッキリに仕上がりましたね」 麗「血反吐プシャー!は引くけど、焦らすというのは必要なんだね」 宇沙子「本当の一番いいのはアポなしのドッキリはやらない事。 元々『人を騙す』という行為なんだから、エンターテイナーとしてちゃんと同意の上でやるべきことよね」 慧「それ、やらせですよね」 宇沙子「他人を使わず! 芸人とかちゃんと契約仲間内でやることが多いのはそのためね☆」 麗「スカートばさー!」 佐雪「ひゃー(>Д<;」 宇沙子「学習しないさよ!!」 慧「多分、麗さんはワザとです☆」 でも見るのはちょっと楽しい宇沙子だった。 |