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04
「平和的解決」
部室。

つくし
「なるほど……話は聞いた」

つくし
「坂野巻君も戻ってきた様だし、これからどう解決すべきかだ」
俊介
「洗ってきた。ズボンはまだ湿ってるが時期に乾くだろう」
七六八
「パンツちゃんと履きまいした」


「全く、俊介さんはとんだ変態さんですね☆」
俊介
「お前からは一番言われたくない台詞が出てきたな」


「僕だってペロペロしてみたいですよ(号泣)」
宇沙子
「泣くほど!?
ていうかあんたはそのフラグを全部折って来た身でしょうが!!」

つくし
「リアルでの殴り合いは許さない! ココは平和的解決を求める!!」

佐雪
「平和的解決ですか?」
つくし
「なに、簡単な事だ」

つくし
「私達が得意とし、目の前にある、これで決着を付けてはどうだ? という話だ」

つくし
「そう囲碁! これで決着を付けよう!!」

宇沙子・俊介・麗・つくし・慧・佐雪
(囲碁……!!)

つくし
「日時は明日! 勝者には……そうだな。
坂野巻君を1日自由に使っていい券を授けよう!」


「わぁなんでしょう。ちょっとイラっとしますね☆」
宇沙子
「ええそうね。ちょっと私も混ぜなさい!」


「今日でいいよ。今から始めよぅ……まだ来たばっかりだし」

タッタッタッタ……

つくし
「ん? しかし、七六八君の体調も気になるし……」

ギッ……
椅子に座る麗。


「出来るよね? なるちゃん。これくらいの逆境。
こんなことで弱くなるようなメンタルじゃないよね……?」

宇沙子
「麗、落ち着きなさ(ry」
七六八
「出来ます」

たったったった……
シュルッ
ピンを外す七六八。

ゴォッ!!
謎の風。

宇沙子
(あ、あのピンを外した!?
こ……この子本気だわ……!!)

七六八から出る、ゆらゆら動く黒い気。

俊介
(っ! 七六八から伝わる強大な碁気……!!
コレがさっきまで泣きべそかいていた女の子とは思えない、凄まじい碁力だ……!!)

俊介
(しかし……今の麗もそれに負けていない……!)


「さっきの掛けモノだけど、変えていいかな?」
つくし
「あ、ああ……」


「負けた方は、俊ちゃんにもう二度と近づかないで!」


「そして、勝った方はずっと俊ちゃんと一緒にいてもいいって事で!!」
宇沙子
「盛ったわね!?」

宇沙子
「大丈夫? 麗だって負けたら一緒よ!?」

「大丈夫……」

シュルリ……
リボンを外す麗。


「私だって本気だから……!!」

バーーーン!!
ガッシャーン!!
麗から出る衝撃波!
部室のガラスが全部割れる!!

俊介
「グアッ!」


「と、とてつもない碁力波です!」
佐雪
「え? え!?」

野球部
「なんだなんだー!?」
陸上部
「まーた囲碁部かー」

俊介
(う、麗も本気だ!! ああ、あの時と同じ本気だ!!)

俊介
(あの本気と七六八との戦いがまさかこんなに早く見れるなんて……!
ストーリー構成として大丈夫なのか? もっと後半で行う試合じゃないのか!?)

つくし
(天津川麗……! 私でも勝てなかった。彼女が本気を出すというのか!?
それはいかほどのものなのか……!!
果たして七六八君の力に届く程のものなのか……!?)

みんな
(これはどちらが勝つかわからない……!!)

つくし
(しかし、あれだな)


(なんとも言えないこの状況)

宇沙子
(この高みの見物感……)

宇沙子・慧・つくし
(他人の修羅場って見てるのたのしぃ〜☆)
佐雪
「なにこんな時にニヤニヤしてるんですか!?」

にぎり。


「私が白……」
七六八
「黒持ちです」

七六八
「よろしくおねがいします」


「すぅ……」

(これは絶対に負けられない戦い……!!)


「よろしくお願いします!」