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26 「最終テスト」 |
【背景:俊介家】 いつも通り、俊介の家に来た麗。 母、京子さんに小言でなんか言われる。 俊介 (ん? 母さんがなにやら麗をからかっていた様だな……。何を話していたのだろう?) 俊介 (いや、そんな事は気にする問題ではない。そう、今日からは甘やかさない。 もっと厳しい範囲を学習してもらうのだから) 【背景:俊介の部屋】 俊介 「今日から、ちょっと勉強の範囲を広めたいと思う。 「良く出る」から「出る」までの問題を含める」 麗 「は、はいっ!」 俊介 「覚える量もかなり増えるが、ココまで学習しておけば如月学園合格も間違いないだろう。 覚えられればの話ではあるが……」 麗 「う、うん! 頑張って覚える!」 俊介 「……なぁに、麗の学習能力があれば難しい話ではないさ」 俊介 (……俺はなにを恐れているのだろう? 麗が不合格にならないか心配なのか? 違う……なんかこう、もっと爆大な脅威だ) 俊介 (それが目の前にいる様な気がする……。そして、すぐ後ろから追って来るような……) 麗 「ん? なに?」 俊介 (ま、まあ気のせいだろう。麗は俺の味方だ。 変なところで負けず嫌いを出すのは良くないな……) 【背景:学校】 俊介 (今日が中学校最後のテストだ! ……よし、いいぞ! いつもより調子がいい!!) 俊介 (麗に教えながらも、自分でも吸収してきたんだ! 行ける! 過去最高高得点が狙える!!) 俊介 (くくく、麗……お前には、感謝してる。囲碁でお前の方が強いということは認める。 だが、学力で一番なのはこの俺だ……!! ふふふ……!) 【背景:暗転】 俊介 (キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!) 俊介 (700満点中698点! 圧倒的だ!! コレなら、1位間違いない!!) 先生が上位ランキングを掲示板に貼り出す。 俊介 (ああ、勝った! 俺は勝ったんだ!! 残念だったな麗……。 なぁに、お前が2位でも、俺はずっとお前の味方だ……!)ニタァ ざわざわ……。 楓河 「俊介……お前……」 俊介 「なんだ、楓河。気にするな、ちょっと2位と離したぐらいで俺はそんなに(ry」 俊介 「へぅーーーー!?(息を吸う様な声)」 【デーン!!】 \1位 天津川 麗 700点/ 俊介 「勝ぁてるわっけねぇええだろっ!!!」 俊介は帰宅後、自分の部屋へ行き、2時間眠った。 そして、目を覚ましてからしばらくして、自分の取り柄が全て麗に取られた事を思い出して 泣いた。 |