短編小ネタ集に戻る
●宇沙子、麗に勝つ○
トイレ。

宇沙子
(困ったわね……。
こんな日に限って変えの下着忘れて来るなんて……)

宇沙子
(家まで耐える?
いいえ、耐えれなそうだから、今トイレにいるんじゃない。
洗ってまた履く?
それを試しましょう)

部室。

ガラララ……

宇沙子
(わかっていたけど、濡らしたら悪化したわ……。
仕方ないから、一旦帰りましょう)


「あ! うさちゃん!」

宇沙子
「悪いわね。ちょっと今日は早退!」

「そう? 一瞬だけ付き合って!」


「今、パンツ履いてるよね?」
宇沙子
「な!?」

宇沙子
「は、履いてるに決まってんでしょうが!!」

「おkおk!」


「こっちきてー」
宇沙子
「?」


「俊ちゃん俊ちゃん! 最終決戦!」
俊介
「もういいだろ……」
宇沙子
「なに?」

バッ!

「じゃーん! 私とうさちゃんどっちが可愛い?」
宇沙子
「!?」

宇沙子
「なっ……!?////」かぁぁああ!!

俊介
「う……!?」

俊介
「宇沙子で……」
バッ!!

「え?」


「う、うさちゃんに負けたー!?」ガーン!


「そ、そんな……!
私が勝つ出来レースのはずなのに、まさか最後の最後でうさちゃんに負けただと!?」

宇沙子
「な、なななな……」

宇沙子
「なんてことしてくれたのよ!? 麗ー!!」

「え? え?」

宇沙子
「よ、よくもやってくれたわね!!」

宇沙子
「あんたなんかもう絶交よ!!」

「なんでー!? たかがパンツじゃん!」
宇沙子
「たかがじゃなーい!!」


「どんだけ恥ずかしがり屋なんだよー!」
宇沙子
「うるさいわね! もう近づくな!!」

「ええーー!!」

ガシッ!
宇沙子
「ちょっ!?」


「せ、せめて最後に!
うさちゃんがどんなパンツ履いてたか見せてもらえれば!」
宇沙子
「放しなさい! 本当今回は放しなさい!!」


「お、同じの履いて戦おう!
俊ちゃんに平等な立場で判定してもらおう!」
宇沙子
「やめなさい! 転倒フラグがヤバイからやめなさい!!」

俊介
「放してやりなよ」
パシッ


「あ……。俊ちゃん?」
俊介
「宇沙子」

俊介
「あの結果を出しておいて、見てないというのも不自然だろう。
宇沙子にもそうせざるおえない理由があった。
それについて、不潔だの不快だのというマイナスイメージは何もない!
だからあえて言わせていただく……」

俊介
「宇沙子への高感度はウナギ登りだ!!」カッ!

宇沙子
「な、ななな……////」

ダッ!!

「うさちゃん?!」

俊介
「やるときはちゃんと許可と確認後にしなよ」

「でも、許可は難しいからドッキリ式なのよ?」
あとがき

佐雪
「まさか宇沙子さんが履いてなかったとは大胆ですね……」

「まぁなにかしらの事故があったんでしょう。
今回のポイントはこちら」

『あの結果を出しておいて、見てないというのも不自然だろう。
宇沙子にもそうせざるおえない理由があった。
それについて、不潔だの不快だのというマイナスイメージは何もない!
だからあえて言わせていただく……宇沙子への高感度はウナギ登りだ!!』


「知ってる事も全部あえて口に出すのがポイントです。
こう言われて、佐雪先輩はどうですか?」

佐雪
「あ、私なら『それなら良かったです』ってなるかもしれません」

「極端でしたね。『ただしイケメンに限る』が付くくらい極端でしたね」


「例の高身長の田中さんで想像してみましょう」

田中
『別にさ? あの結果を出しておいてぇ、見てないというのも不自然じゃない?
山根にも、そうしないといけない理由があったんだよ。ねぇ?
それについてさ、別に俺は不潔とか? 不快とか? というマイナスイメージは全く持たないよ!
だから、あえて言わせていただくけど……むしろ山根への高感度はウナギ登りよ!?
ちょっ……やま、山根〜〜〜やめっ////』

佐雪
「わぁ良い人そうです!」

「意外と行けましたね。
場合によっては『見てない!』の一点張りもいいでしょう。
可能性が100%未満なら、それが一番!
相手が100%見たと認識しているなら、むしろ見てないは逆効果になるかも知れませんね」

佐雪
「それでは皆さんまた次作ですー」