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●第7手「麗を囲碁部に戻らすの。」○
進行度:あらすじ
かなり予定的な流れが多いです。
俊介と宇沙子が一緒に帰ってる。
宇沙子
(もしかしてチャンス?チャンス!?)
俊介
「麗は中学の始めは、とってもおとなしい奴だった……」
宇沙子
「?」
俊介
「俺一人ではどうにも出来ないかもしれない。
宇沙子も出来れば力になってやってほしい」
宇沙子
(聞いてなかったわ)
宇沙子
「も、もちろんよ! 私に任せておきなさい」
俊介
「ありがとう」
宇沙子
「……。
ところで二人は付き合ってるの?」
俊介
「ん? 
はは……それはないなw
確かに、俺は麗に憧れてはいる。
それはもちろん、囲碁の強さ、師匠として、ファンとしての意味合いだろう」
宇沙子
(よっし!)
俊介
「でも今は……いや、なんだかよくわからないな」
宇沙子
「…………」
宇沙子
(「早くお婿さん見つけなさいよ」)

宇沙子
「じゃあさ……」
宇沙子
「私なんかはどうかな……?」
俊介
「え?」
宇沙子
(え……。あれ? 私、何言ってるの!?
やだ……//// これじゃあ、まるで告白したみたい……!)

俊介
「宇沙子……。でも、お前……」

俊介
「俺より囲碁弱いだろ……;」
宇沙子
(ソチジャネーヨ!!Σ( ̄□ ̄;))
宇沙子
「あはははww そうねw 冗談よ冗談! そのうちあんたなんか倒して私のファンにさせるわよ!」
俊介
「それは楽しみだ」

数日間。
麗は学校へは来るが、部活を休もうとする。
宇沙子苛立つ。
宇沙子
「ふざけないで! ちゃんと部活に来なさいよ!」

「…………」
宇沙子
「あんたは私より強いし、大会があれば良い戦力なる!
強くて、イケメンの俊介にも好かれていい気分でしょうね!?」

「……なんでそこで俊ちゃんが出てくるの?」
宇沙子
「私と戦いなさいよ! 今のあんたなんか私の相手じゃ無いわ!
私の方が強いってこと証明してあげるわ!!」

「は? ぶっ飛ばすぞ」

【部室】

宇沙子
「麗! 本気で掛かって来なさい!」

「互先でいいのかな? 10子くらい置いとく?」
宇沙子
「ふざけないで!」
宇沙子
「9子でいい」

「ブロン○さんかっ!」

宇沙子vs麗(麗勝つ)

宇沙子
「なんなのよ……あんたは……」
ポロポロ……
宇沙子
「私は……本当は強いのよ……私の住んでたところでは、一番強かったのよ……」
宇沙子泣く
宇沙子
「それなのにあんたは……あんた達は……グスッ……私なんかより圧倒的に強くて……地元のみんなに申し訳なくて……」
宇沙子
「こんな勝たなきゃいけない対局にも負けて……どうしようもなく弱い。
惨めで……イライラして……あんたに、戻って欲しくて……!」
宇沙子
「誰が対局したって同じなんですよアアアア!!」
宇沙子
「日本をァァッァアアア せかいを変えたいアアア!」

「……」
宇沙子
「今は囲碁部には、あんたの力が必要なのよ……!
私も……!」
宇沙子
「私も! 麗が必要なの!!」

「……!!」

【過去編回想】
俊介
『……お前が必要だ!』
【回想終わり】

宇沙子
「えぐえぐ。・゚・(ノД`)・゚・。」

「うさちゃん……ごめんね」

「そして、ありがと!
私、元気出た」

END