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「俊介の重大なミス」
廊下。

俊介
(あの修羅場事件から数日後。
俺は重大なミスをしてしまった事に、気づかされる事になる)

部室。

俊介
「失礼します」

俊介
「あ、七六八。おはよう」
七六八
「あっ! お、おはようございます……!」

俊介
「まだ他の奴、来てないのか?」
七六八
「いえ、準備室にいると思います」チラッチラッ

七六八
「…………。
収納スペース……じ……人体の不思議です……」

俊介
「……気になるのか」
七六八
「いえ!? すみません、ちょっとトイレです!」

俊介
「……?」
つくし
「おやおや俊介君」

つくし
「うーん不思議なものだなー?」
俊介
「なにがですか」

つくし
「イケメンだと付いてるモノですらイケメンに見えてしまうのだと思ってなぁ」
俊介
「!?」

つくし
「それともイケメンだから、モノも補正されて美しいのだろうか?
なに、立派ではないか! そんなに恥じる事ではない」
俊介
(あ……あいつ……!!)

明日美
「おやおや〜? こんなところに立派な物をお持ちの方がいらっしゃるわね〜w」ニヤニヤ
佐雪
「あ、明日美ちゃんっ!!」

明日美
「いいのよ。そんなに気にしなくてw お姉さん、俊ちゃんの高感度だだ上がりなんだから!」
俊介
「…………」
佐雪
「し、失礼だよ; からわないで上げてよ……!」

俊介
「まさか佐雪先輩も見たんですか?」
佐雪
「え!?」

佐雪
「え……えと……えーと……」

佐雪
「き、嫌いじゃないです!! 本当にカッコイイと思いますから、気を落とさないでください!!」

俊介
(今まで聞いた中で最高にグッサリ来たフォローだ!!)


「ふふふ〜w おやおや、俊介さんではないですか?」
俊介
「まさかお前も!?」


「僕はその手のプロフェッショナルですよw 俊介さんのはカタチも良い!
是非新開発のオ○ホールの試作と感想をお聞かせ願いたい☆」
俊介
「や・め・ろ!!」


「一つ疑問に思うことがあるんです。あなたの性癖……。
囲碁の強い女性でしか興奮しないと言われていたあなたが、
あそこまでギンギンに元気になっていた」


「……少し不可解だと思うのですが、どうしてなのでしょう?」
俊介
「…………」

俊介
「まぁあれだ……」

俊介
「麗に、そうならざるおえないモノを見せられながら撮られたということだ」

『ふふふw ハイチーズ!』

俊介
「そのへんは察しろ」

「おやおやw
そこまでやって交配を済ませてないというのは驚きですね」

俊介
「それも話したのかやつは……」

「なにかの縛りプレイですかね……」


「まぁ僕には、そこまではかんけいないことですが……」


「でもそんなヤケにならないでください。
麗さんや約束を破らず、写真は自分だけのものって渡してくれません。
部員内以上は広まり過ぎる事はないでしょう」
俊介
「…………」


「では、私はお仲間集めといきますか。ではまた☆」

がちゃ。
俊介
「ん?」


「うぇ!? 俊ちゃん!?」
俊介
「あ!!」

俊介
「うーらーらー……お前というやつはー……!!」

「いやその……これにはワケが……!」


「みみみんなが見たいって言うから……! だからその……!!」
俊介
「うーるーさーい!!」

俊介
「もう俺の精神的ダメージは麗を超えたと判断する!!」


「ごーめーんー!! もう本当に見せないからー! 消すのは許してー!!」
たたたたたた……。
俊介
「逃ーげーんーなー!」

パチッ
囲碁を打つ宇沙子

俊介
「ああ、宇沙子。お前、部室側にいたのか」
宇沙子
「エエイタワ」

俊介
「宇沙子も見せられたのか? 済まない、汚いものを見せてしまった」
宇沙子
「ミセラレタ? ナニガ?」

宇沙子
「ベツニ、アンタノ、チンコニナンカ、キョウミナイワヨ」
俊介
「?」

俊介
「あ、済まない! 早く麗を止めないと、俺の学生生活がやばい! すぐ戻る!」

タタタタタタ!
俊介
「クソー…… 麗のやつどっち行きやがった……」

宇沙子
「…………」

パチッ
宇沙子
「なんで……」

宇沙子
「なーんで私にだけ見せてくれないのよーーー!!!!!!(号泣)」
盤面ドカーン!!

END
よるむぅ
「この流れはどうなんだ?」
ひかり
「そういえば、麗過去編で同じ様なネタが起こってますね。
麗ちゃん視点から言えばこれで同等の立場ということでしょうか」